日本の制度を引いて見る

老後・教育資金

こんにちわ!マル父です。
2024年2月現在。日本では新NISA制度が
スタートしました。
投資したほうがいいかな!?やろう!、、
いや怖いからやめておこう!
色々な考えを持っていると思います。

日本で制度が大きく変わる時。その裏には
国からのメッセージが見え隠れしているものです。それに気付けば今何をすべきか、今後何を準備をしていけばいいかヒントが見つかります。
ざっと俯瞰で日本の制度全体を見てみます。

年金制度
年金だけでは生活できない!それって当たり前です。歴史を見てみます。
年金制度が今の形になったのは1961年。
基本的な骨組みができています。
その時代、多くの家庭が3世代同居。仕事を引退したら一家の大黒柱は息子が担い、引退した本人は家計費として3万か5万位を家に入れていました。
そして残りの金額は自分のおこづかい。年金12万前後だとしても豊かな老後を過ごすことができます。

年金制度が想定していた豊な老後は上記のような世代同居が必須条件なのです。

その後、あっという間に核家族が増えていきました。
引退しても子供との同居は選ばず夫婦、または自分だけの年金で全ての生活費を補う必要がでてきました。下手したら住宅ローンが
残っている世帯もあります。

全ての生活費を自分たちの年金だけで補うことを前提に作られていないのです。

年金制度改定
年金制度が今の核家族、独身者の増加にマッチしていないことは国はっとくに把握していす。時間をかけて制度を修正し、つい最近、新たなかたちができました。
(1)60歳 → 65歳受給

(2)最大75歳までの繰り下げ受給の拡大

この2点。(1)は年金財源の問題で65歳に延長されたのはそのとおりですが、
「寿命が延びてるし60歳から年金もらったら、同時並行で取り崩す貯金が尽きるのも
早まるし年金受給まで5年延ばそう」
そんなメッセージも見て取れませんか?

そして(2)の繰り下げ受給は個人的に神改正だと思っています。
繰り下げ受給は65歳以降、年金の受給を
1カ月先送りすると受給額が0.7%増加するという制度です。
1年繰り下げなら12カ月×0.7で8.4%の年金増加です。年利8.4%はリスクをとり株式投資で得られるリターンと同程度です。

10年繰り下げ(75歳)までなら
12カ月×10年×0.7%で84%年金が増額します。年金12万の人なら22万まで増えます。
新卒の初任給より高い。これなら年金だけでも暮らしていけそうじゃないですか?

 定年制度の延長
年金を最大の75歳まで繰り下げ65歳で引退した場合10年分の老後資金が必要になってきます。
これも大変なので、政府は70歳までの定年延長について今後求めてくるでしょう。そういった動きが既にあります。
 
 NISA制度の新設
定年を70歳に伸ばしたとしても残りの5年間の老後資金を準備しなければいけません。
月25万×12カ月×5年で
1500万~2000万くらいが必要になるでしょう。さすがに貯金だけでは大変です。
そこで出てきたのがNISA制度。
クソ岸田政府の唯一の成果かもしれません。
感じるメッセージ。

「繰り下げ選択により年金も多くもらえるようにしたし、長く働けるように定年も伸ばす!あと足りない分は、貯金だけでは大変だからNISA制度を使って自己責任で準備してね!」

全部つながっています。
今後は投資をやる・やらない。
投資を継続できる・できない。
これがまた新たな格差を生むと
考えています。

お金と資本主義について勉強し、
資産形成を頑張っていきます。

以上マル父でした!


  
 

 

 
 

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